公開シンポジウム
平成24年度文部科学省科学研究費補助金
(研究成果公開促進費)「研究成果公開発表(B)」
第66回日本人類学会公開シンポジウム
「猿の惑星」から学ぶヒトとサル
―映像・シナリオに秘められたメッセージを読み解く―
入場無料
日時 | 2012年11月3日(土) 14:30〜17:00(開場14:00) |
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場所 | 慶應義塾協生館 2階 藤原洋記念ホール (神奈川県横浜市港北区日吉4−1−1 東急東横線日吉駅下車徒歩1分) |
後援 | 慶應義塾大学 教養研究センター |
公開シンポジウム開催の趣旨
2011年秋に公開された映画「猿の惑星:創世記ジェネシス」は、1968年の初公開時に全世界に衝撃を与えたハリウッド映画のリメイク版最新作で、人類/霊長類進化はもとより、遺伝子工学、非言語コミュニケーション、異種間コミュニケーション、現代社会の倫理、地球環境の保全、再生医療/ウィルス感染/パンデミック、類人猿の運動能力など、きわめて多くの先端的トピックおよび研究課題が挿入・暗示されている。当然のことながらSFとしての荒唐無稽さはあるものの、それ以上に、近年特に重要視されつつあるサイエンス・コミュニケーションの題材に適した導入映像・解説が数多く含まれている。
本シンポジウムでは、人類学のみならず、医療・神経科学、言語・コミュニケーション、運動・身体機能などに関わる研究者の参加を得て、これら現代科学の発展と成果を垣間見せる科学的トピックと研究課題について、わかりやすく分析・解題すると共に、映像やシナリオの中に込められたメッセージをくみ取りつつ、70億を超えるヒト Homo sapiensで満たされつつある「人の惑星」の現在とこれからを語り合うことを目的としたい。
本シンポジウムは平成24年度文部科学省科学研究費補助金(研究成果公開促進費)「研究成果公開発表(B)」の補助を受けた。ここに記して謝意を表する。
慶應義塾大学文学部人類学研究室教授
髙山 博
日本人類学会会長
北原学院歯科衛生専門学校学校長
日本大学名誉教授
金澤英作
14:30〜14:35 | 挨拶 日本人類学会会長 金澤英作 |
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14:35〜14:45 | 「猿の惑星:創世記ジェネシス」の概要と論点 司会:山崎信寿(慶應義塾大学理工学部機械工学科) |
14:45〜15:20 | 「生命科学技術からの検証—長寿の玉手箱かパンドラの箱か—」 岡浩太郎(慶應義塾大学理工学部生命情報学科) |
15:20〜15:55 | 「比較認知科学からの検証−武器としてのコミュニケーション力−」 平田聡(京都大学霊長類研究所) |
15:55〜16:30 | 「姿勢・動作からの検証—たくましさ対たくみさ—」 中野良彦(大阪大学大学院人間科学研究科行動生態学講座) |
16:30〜17:00 | 総合討論—映像・シナリオに秘められたメッセージを読み解く— 司会:山崎信寿(慶應義塾大学理工学部機械工学科) |