2012年5月11日(金)[日経新聞朝刊]他 マヤ最古の暦発見
2012年5月11日(金)[日経新聞朝刊]マヤ最古の暦発見 米チーム 欧米の一部で俗説流布 「今年で世界滅亡」示唆なし「7000年は先あると想定」
2012年5月11日(金)[朝日新聞朝刊]今年の人類滅亡やっぱりうそ マヤ暦に新解釈「6000年後」
2012年5月11日(金)[時事通信]マヤ最古のカレンダーか=グアテマラ遺跡で発見-米大学
メソアメリカ、グアテマラ北部にある9世紀初期のマヤ文明「シュルトゥン遺跡」にある石造建築物内の壁から月や惑星の周期を計算したマヤ文明最古のカレンダー「長期暦」を発見した、と5月11日付の米科学誌「サイエンス」に、米ボストン大のウィリアム・サトゥルノ博士らが発表した。
同博士らは、2010~11年、発見後に1世紀近くも放置されていたシュルトゥン遺跡を調査し、9世紀の石造住居遺構内壁と天井に、青やオレンジ色の衣装を着飾った貴族と思われる人物像や、点や線、円を組み合わせた数百個の象形文字を発見した。
解読により、現在からさらに6000年先までの暦を計算した表と判明した。これまでで見つかっていたマヤ暦は樹皮の紙に描かれた13~14世紀のものなので、最古の暦となる。
日本を含め欧米のテレビなどでは、今年がマヤ長期暦の最後の年となるとして、滅亡説がまことしやかに流されているが、チームは、「彼らは逆に7000年間は先があると考えていたようだ」と一蹴している。