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ゲノムと言語の文化進化に関する国際ワークショップ(7/17)

ワークショップ "the (co-)evolution of genes, languages, and music from data analyses to theoretical models"

日時: 7月17日(火) 午後1時-6時
場所:横浜市立大学木原生物学研究所(舞岡キャンパス)
共催:新学術領域「共創言語進化」及びチューリヒ大学研究重点化プログラムURPP Evolution in Action
参加費:無料

言語や音楽は、世界の全ての民族集団が有しているヒトらしさを特徴付ける指標であり、人類進化を探る上で鍵となる文化的特徴です。これまで集団遺伝学に基づく民族集団史と照らし合わせることで、言語間や民族音楽間の類似性や進化についての様々な検討がなされてきました。近年になり、ゲノムデータの充実化と共に、言語や音楽などのデータも蓄積・整備されてきており、定量的なデータに基づく形での議論が可能になりつつあります。特に言語は、語族内比較を中心に利用されてきた語彙だけではなく、音素や文法的観点に基づいた語族を超えたユニバーサルな比較が可能になっています。

そこで民族集団史と比較したときに、言語・音楽の進化は遺伝的・生物学的進化と何が共通で何が異なるのかについて、文化進化的な立場からの議論を深めることを本プログラムでは目的とします。本プログラムでは、ゲノム・言語・音楽の実データを使ったケーススタディに加えて、理論やシミュレーションから分かることを各演者の方に話していただいた上で、最後に、言語進化について文化進化ではどのようにアプローチできるのか等について、総合討論を行う予定です。

<各分野の演者>
集団史と言語の共進化: 松前ひろみ(東海大学), Chiara Barbieri (チューリヒ大学),
言語学: 川原功司 (名古屋外国語大学),
音楽学: Patrick E. Savage (慶應義塾大学),
理論・モデリング: 橋本敬 (北陸先端科学技術大学院大学),井原泰雄 (東京大学)
討論: 太田博樹 (北里大学), 清水健太郎 (チューリヒ大学・横浜市立大学), 他


詳細は下記のHPよりご覧ください。順次アップデートしていく予定です(英語)。
https://sites.google.com/view/wgly2018