公開シンポジウム

シンポジウムポスター 平成25年度 日本学術振興会 科学研究費補助金
(研究成果公開促進費)「研究成果公開発表(B)」
第67回日本人類学会公開シンポジウム

原人と新人のグレートジャーニー





シンポジウムポスター(pdf)
入場無料

日時2013年11月4日(月・祝) 14:00〜16:30(開場13:30)
場所つくば国際会議場 1階 多目的ホール
(茨城県つくば市竹園2-20-3 つくばエクスプレス線つくば駅下車徒歩10分)

公開シンポジウム開催の趣旨

日本人類学会では、戦前から年に一度学術大会を開催しており、これにあわせて、一般向けの公開講演会を開催してきました。人類学や考古学の分野の新たな発見や成果には社会的な関心も高く、新聞やテレビ等のマスコミによって取り上げられることもあり、過去に開催した講演会には多くの方々に参加いただいています。

今回の公開シンポジウムは、国立科学博物館が主催する第67回日本人類学会大会に合わせて開催するもので、近年大きく研究が発展している原人段階からの出アフリカの様相と、現生人類の起源と拡散に関する最新の情報を皆さんに紹介します。特につくば市での開催ということで、この分野の研究に最新のサイエンスがどのように関与しているのかということもテーマとし、専門的内容にも踏み込んだ研究の紹介を予定しています。また同時に専門分野と一般の方々の興味・関心をつなぐという目的で、マスコミ等でその活動が紹介されて、多くの著作もある探検家・医師の関野吉晴氏の講演を組み込み、全体としてポピュラーな話題提供から最先端の学術の紹介までを含んだ講演会になるようにプログラムを構成しました。

秋の行楽シーズンで連休の最終日ではありますが、講演会をお聞きになって、私たち人類の成り立ちや、過去の人々や同じ地球に生きる人たちの生活の有様などに思いをはせていただければと思います。多くの方々のご来場をお待ちしています。

なお本シンポジウムは日本学術振興会の平成25年度科学研究費助成事業(研究成果公開促進費)「研究成果公開発表(B)」の補助を受けて開催されます。ここに記して謝意を表します。

第67回日本人類学会大会長
国立科学博物館人類研究部長
溝口優司

日本人類学会会長
お茶の水女子大学自然人類学研究室教授
松浦秀治


プログラム
14:00〜14:05挨拶
日本人類学会会長 松浦 秀治
14:05〜14:10シンポジウムの趣旨説明
司会:溝口優司(国立科学博物館人類研究部)
14:10〜14:40「原人の出アフリカとアジアへの拡散」
海部陽介(国立科学博物館人類研究部)
14:40〜15:10「DNAが解明する新人の世界拡散」
篠田謙一(国立科学博物館人類研究部)
15:10〜15:40「日本列島に来た人たち―考古学的観点から―」
佐藤宏之(東京大学大学院人文社会系研究科)
15:40〜16:10「グレートジャーニー:旅で出会った人々とその生活」
関野吉晴(探検家・医師・武蔵野美術大学)
16:10〜16:30総合討論
司会:溝口優司(国立科学博物館人類研究部)