第52回 日本人類学会大会
日程:1998年9月12日~9月13日
開催地(開催場所):江別市(札幌学院大学)
大会会長(所属):佐倉 朔(札幌学院大学)
公開講演: 大会前講演会 フォーラム「北・その自然と人」
埴原和郎,吉崎昌一
大会後旅行(日程:1998年9月14日~9月15日)
大会後講演会 「北海道の考古学・人類学・民族学」 小林達雄,山口 敏,大林太良
サテライト・シンポジウム
「どこまで伸びる日本人の身長:身体の形の変化-過去・現在・未来-」
シンポジウム1「生物画像データーベースと人類学への応用」
オーガナイザー:茂原信生(京都大・霊長研)
1 画像データによるヒト頭蓋骨の計測の一例 茂原信生(京都大・霊長研)
2 哺乳類頭蓋のディジタル画像データ撮影処理システムの開発 髙橋秀雄(独協医大・解剖1)
3 独協医大所蔵頭蓋の画像データベース構築 山下真幸(独協医大・解剖1)
4 京大・自然人類学研究室におけるCT画像データベースシステムについて 竹本浩典,石田英實(京 都大・自然人類)
5 科博所蔵ヒト頭蓋の2次元・3次元画像データ 溝口優司(国立科博・人類)
シンポジウム2
「ロコモーション研究の展開Ⅰ」「四肢機能分化からみた霊長類のロコモーション」
オーガナイザー:岡田守彦(筑波大・TARAセンター)
1 霊長類の前後肢骨格 木村 賛(東京大・理・人類)
2 現代人の上腕骨と大腿骨の形態比較による力学的適応 髙橋秀雄(独協医大・解剖1)
3 足背の腱と筋からみたロコモーションの進化 髙橋 裕,松村秋芳(防衛医大・生物),木村邦彦 (防衛医大),猪口清一郎(昭和大)
4 傾斜した支持基体における霊長類のロコモーション 中野良彦(大阪大・人間科学・生物人類)
5 上下肢長比と二足歩行の生体力学的関係 青山 慶,山﨑信寿(慶応大・理工・機械)
シンポジウム3
「ロコモーション研究の展開Ⅱ」(キネシオロジー分科会シンポジウム)
「ロコモーションの系統発生と個体発生」
オーガナイザー:岩田浩子(名古屋女子大・家政・人間発達)
1 ガーネットガラゴとスローロリスの体肢筋における運動適応 廣川容子(大阪大・人間科学・人類)
2 ニホンザルの登攀行動の発達 茶谷 薫(大阪医大・第一解剖)
3 乳幼児歩行の発達における推進および左右方向分力の変化 藤田祐樹,八倉巻尚子,木村 賛(東京 大・理・人類),西澤 哲(東京都老人研・運動機能)
4 ヒトの四足ロコモーションの発達 安倍希美(北里大・一般教養・体育)
5 運動器官形態に見られる系統発生と個体発生 -発育パターンは”自然の階梯”的に進化しない- 濱田 穣(京都大・霊長研・形態進化)
シンポジウム4 「人類進化と環境変動」
オーガナイザー:石田英實,中務真人(京都大・大学院理学・自然人類)
1 現生アフリカ類人猿の生存戦略 山極寿一(京都大・理)
2 アフリカにおけるホミノイドの進化 国松 豊(京都大・霊長研・形態進化)
3 考古学から見た初期人類の行動戦略 木村有紀(国立歴史民俗博・考古)
4 東アフリカにおける後期新生代の構造運動と環境変動 沢田順弘(島根大・理工・地球)
5 後期新生代の環境変動と哺乳類動物相の変遷 仲谷英夫(香川大・工・環境)
6 熱帯アフリカにおける第四紀環境変動 門村 浩(立正大・地球環境・システム