第51回 日本人類学会大会
日程:1997年11月1日~11月3日
開催地(開催場所):つくば市(筑波大学 大学会館・体芸中央棟)
大会会長(所属):岡田守彦(筑波大学)
サテライト・シンポジウム(1) 「スポーツタレント発掘に役立つ科学とは?」
基調講演 大人の背丈を子どもの時に予測できるか 村田光範(東京女子医大)
1 筋のスポーツ遺伝学-人種による特性- 久野譜也(筑波大学・体育科学系)
2 筋線維組成より重要な筋の要因とは? 福永哲夫(東京大学)
3 骨成熟からタレント発掘を考える 大槻文夫(東京都立大学)
4 ジュニアスプリンターの特性からタレント発掘を考える 宮丸凱史(筑波大学・体育科学系)
5 日本ラグビー協会の挑戦-平尾プロジェクトの狙い 河野一郎(筑波大学・体育科学系)
1 電脳形態学のすすめ 足立和隆(筑波大・体育科学),河内まき子(通産省工技院生命研)
2 コンピュータ内部3次元空間でのネアンデルタール骨格復元 近藤 修(東北大・医・解剖)
3 形態変換技術を利用した形態分類と平均形態 河内まき子,持丸正明(通産省工技院生命研)
4 神経筋骨格モデルによる身体運動の自律生成-2足歩行を中心として- 長谷和徳(通産省工技院生命 研)
5 医用画像を用いた運動器系の3次元定量解剖 山崎信寿(慶應大・理工・機械)
プレナリー・シンポジウム(1)「Health Scienceとしての人類学」-自然史から健康を視る-
オーガナイザー:岡田守彦(筑波大・体育科学)
1 集団の健康指標としての人口特性 -パプアニューギニアの事例 大塚柳太郎(東京大・医・人類生 態)
2 遺伝因子と環境因子とのInteraction 原田勝二(筑波大学・社会医学系)
3 ヘルスサイエンスとしての身体組成 服部恒明(茨城大学・教育・保健体育)
4 Health Scienceとしての古病理学からみた骨の老化と疾病 鈴木隆雄(東京都老人総合研究所・疫学部 門)
5 保健学から見たあごの縮小変化 井上直彦(元東京大・医・口腔外科)
プレナリー・シンポジウム(1)「Health Scienceとしての人類学」-自然史から健康を視る-
オーガナイザー:岡田守彦(筑波大・体育科学)
1 集団の健康指標としての人口特性 -パプアニューギニアの事例 大塚柳太郎(東京大・医・人類生 態)
2 遺伝因子と環境因子とのInteraction 原田勝二(筑波大学・社会医学系)
3 ヘルスサイエンスとしての身体組成 服部恒明(茨城大学・教育・保健体育)
4 Health Scienceとしての古病理学からみた骨の老化と疾病 鈴木隆雄(東京都老人総合研究所・疫学部 門)
5 保健学から見たあごの縮小変化 井上直彦(元東京大・医・口腔外科)
シンポジウム(1) 骨考古学の新しい展開
オーガナイザー:片山 一道(京都大学・霊長研・形態進化),百々幸雄(東北大学・医・解剖)
1 シンポジウム:骨考古学の新しい展開 百々 幸雄(東北大学・医・解剖),片山 一道(京都大学・ 霊長研・形態進化)
2 “Attritional occlusion” 海部 陽介(国立科学博物館・人類)
3 縄文人の骨折 中井 将嗣(京大・理・自然人類),井上 康二(滋賀医大・整形),福田 眞輔(滋 賀医大・整形)
4 疫学からみた本邦リウマチ性疾患古病理学 井上 康二(滋賀医科大学整形外科),福田 眞輔(滋賀 医科大学整形外科),中井 将嗣(京都大学理学研究科),片山 一道(京都大学霊長類研究所)
5 沖縄諸島弥生時代におけるブタの存在について 松井 章(奈良国立文化財研究所/京都大学大学院人 間・環境学研究科)
シンポジウム(2)「日本人の骨成熟」
オーガナイザー:芦澤 玖美(大妻女子大学・人間生活科研・形態成長)
1 骨成熟研究の流れ 芦澤 玖美(大妻女子大学・人間生活科研・形態成長)
2 骨成熟からの成人身長予測の有効性 高井省三(筑波大学・体育)
3 霊長類の骨成熟:発育速度の遅速を考える 濱田 穣(京都大・霊長研・形態進化)
4 運動パフォーマンスと骨成熟 大槻 文夫(東京都立大学・理・身体形態情報)
5 骨成熟とホルモン:成長異常の臨床から 田中 敏章(国立小児病院・内分泌代謝研究部)
6 歯科と骨成熟:顎骨成長との関わり 佐藤亨至(東北大学・歯・歯科矯正)
シンポジウム(3)日本の更新世人類の年代的・文化的背景
オーガナイザー:松浦秀治(お茶大・生活科学・人間科学)
1 日本の更新世人類とその年代 松浦秀治(お茶大・生活科学・人間科学)
2 放射性炭素年代と実年代 吉田邦夫(東京大・総合研究博物館)
3 化石骨の新しい相対年代指標の可能性 近藤 恵(お茶大・生活科学・人間科学/学振)
4 西南日本の旧石器文化とその問題点 小田静夫(東京都・文化課)
5 東北日本の旧石器文化とその問題点 小野 昭(東京都立大・人文・考古学)
シンポジウム(4)「歯槽性突顎と前歯の形態をめぐる諸問題」
オーガナイザー:溝口優司(科博・人類)
1 歯槽側面角の時代的変化と地域差について 山口 敏(国立科博・名誉研究員)
2 歯槽性突顎と前歯形態 山田博之(愛知学院大・歯・解剖2)
3 現代日本人小児の歯科人類学的特徴 緒方哲朗(九州大・歯・小児歯),松本敏秀(九州大・歯・小児 歯),中田 稔(九州大・歯・小児歯)
4 歯槽性突顎と歯牙咬耗 海部陽介(国立科学博物館・人類)
シンポジウム(5)「ケニアピテクス研究の最前線」
オーガナイザー:石田英實,中務真人(京都大・大学院理学・自然人類)
1 北ケニヤ,ナチョラ地域におけるケニアピテクス産出層準の地質 山中 淳之(京都大・自然人類), 澤田 順弘(島根大・総合理工)
2 ナチョラ,BG-K化石産地から新しく発見したケニヤピテクスの上・下顎化石 国松 豊(京都大・霊長 研),中務 真人(京都大・自然人類),山中 淳之(京都大・自然人類),清水 大輔(京都大・自然 人類),石田 英実(京都大・自然人類)
3 ナチョラ,BG-K化石産地から新しく発見した四肢・体幹骨化石 中務 真人(京都大・自然人類),山 中 淳之(京都大・自然人類),清水 大輔(京都大・自然人類),石田 英実(京都大・自然人類), 国松 豊(京都大・霊長研)
4 花粉化石から見たKenyapithecusを取り巻く植物相 巻島 美幸(京都大・自然人類)
5 動物相から見たケニアピテクスの生息環境 辻川 寛(京都大・自然人類),仲谷 英夫(香川大・ 工)
シンポジウム(6)「遺伝子から見た日本人」
オーガナイザー:斎藤成也(国立遺伝学研究所)
1 血液型をはじめとする遺伝子マーカーから見た日本人 三澤 章吾(筑波大学・社医・法医),尾本 恵市(国際日本文化研究センター)
2 古人骨DNAと日本人 植田 信太郎(東京大学・大学院理学系研究科・生物科学専攻)
3 血清タンパク遺伝子のDNAレベルにおける変異 湯浅 勳(鳥取大学医学部法医学教室)
4 ミトコンドリアDNA多型からみた日本人およびアジア諸集団の遺伝的関係 宝来 聰(国立遺伝学研究 所・人類遺伝研究部門)
5 新しい系統樹作成法で解析した日本人およびその周辺集団の遺伝的近縁性 斎藤 成也(国立遺伝学研 究所・進化遺伝研究部門)
シンポジウム(7)「骨形態の運動適応」
オーガナイザー:松村秋芳(防衛医大・生物),高橋秀雄(獨協医大・解剖)
1 ヒト及び他の哺乳類における椎骨の形態の比較 史 常徳(獨協医大・解剖),西澤 哲(東京都老人 研・運動機能),足立和隆(筑波大・体育科学系),木村 賛(東京大・理・人類)
2 第一中手骨の左右差を使った縄文時代人の生業復元 坂上和弘(東京大・理・生物科学)
3 二足起立・歩行訓練がニホンザルの骨格に及ぼす影響 中務真人(京都大・理・自然人類),葉山杉夫 (関西医大・第2解剖)
4 ラットの大腿骨破断特性および断面形態におよぼす自発走運動と栄養の影響 佐藤雄二(埼玉県立衛生 短大・一般教養)
5 大腿骨の横断面形状にみる運動適応:ラットを用いた実験的アプローチ 松村秋芳(防衛医大・生物)
シンポジウム(8)「縄文社会の人類学」
オーガナイザー:西田正規(筑波大・歴史人類)
1 縄文社会の人類学(基調講演) 西田正規(筑波大・歴史人類)
2 定住生活・定住社会 雨宮瑞生(鹿児島大・法文)
3 縄文時代の栽培植物 松谷暁子(東京大・総合研究博物館)
4 縄文時代の集落 鈴木保彦(日本大・芸術学部)
5 狩猟採集社会と平等主義 寺嶋秀明(神戸学院大)
6 縄文社会の地域構造 田中良之(九州大・大学院比較社会文化)
7 縄文社会の石の移動 藁科哲夫(京都大・原子炉実験所)
8 縄文のマツリと弥生のマツリ 松永幸男(北九州市立考古博物館)
9 文明と反文明 関 一敏(筑波大・歴史人類)
シンポジウム(9) 「遺伝人類学の新たな展開」
オーガナイザー:針原伸二(東京大・大学院理学系研究科)
1 老年痴呆の危険因子とアポプロテインE多型のリスクに関する人種差 金森雅夫(浜松医大・公衆衛 生),小林公子,浜口秀夫(筑波大学・基礎医学系・人類遺伝学),近藤喜代太郎(北海道大・医・公衆 衛生)
2 Personalityと相関するcandidate geneの検索-CCK gene多型との相関 原田勝二(筑波大・社会医学 系)
3 ヒトゲノムの重複領域の発見 今西 規(国立遺伝研・生命情報研究センター)